巻寿司はすごい!Sushi roll is amazing!
初めまして、2018年巻寿司大使に任命されました加藤真記です。
これから1年間どうぞよろしくお願いします。
私は今アメリカのオレゴン州に住んでいます。
今回知り合いの方から会社で開くランチパーティーのメインの一つとして
巻寿司をお願いしたいということで引き受けました。
その準備の過程や今回気づいたことをお伝えしたいと思います。
アメリカは多種、多民族であり、宗教も食の嗜好や制限もさまざまです。
そうしたこともあって、アメリカのレストランでは
ベジタリアン、ビーガン(動物性食品を食べない)、またグルテンフリーの方が注文しやすいよう、
メニューにそれぞれ表記してあることが多いです。
今回のご依頼にあたっては、
こうした様々な食の制限を持つ方たちにも対応した巻寿司を用意して欲しい
というリクエストをいただきました。
ベジタリアンの方には、玉子・ホウレン草・かんぴょうの巻寿司と玉子の握り寿司を用意。
(ベジタリアンでもお肉は食べないが魚は食べるという方もいます)
ビーガンの方にはキュウリ、ホウレン草、アボカドの巻寿司を用意しました。
お米はグルテンフリーの食材の一つですが、
米酢やお醤油もグルテンフリーの表記があるものを購入しました。
最近ではグルテンフリーダイエットなるものもあるようですが、
もとは小腸がグルテンに対応できずに起こる「セリアック病」や「グルテン不耐症」などの
体調不良を起こす方のための食事療法です。
アメリカではやはり裏巻寿司が人気があるので、
細巻以外はすべて裏巻にしました。
今回のランチパーティーでは予想どおり「えび天ぷらロール」が一番人気でした。
えび天ぷらと他の具材を、とびっこをまとった裏巻にして
スパイシーなソースをかけた裏巻寿司です。
アメリカ人にはやはり濃い味が好まれるようですね。
巻寿司のすごいところは、巻き方さえ知っていれば好みの具材で作ることができ、
海苔の巻き方も表巻や裏巻があったりと見た目も自由自在です。
だからこそ世界でいろんなタイプの巻寿司が作られ、
たくさんの人に親しまれるのでしょうね。
海外では黒い色の海苔を食べることに苦手な人も多くいます。
どうしても海苔が食べたくない人には握り寿司をおすすめします。
ベジタリアンのお友達とパーティーをする際は、
マグロの代わりに赤いパプリカを焼いたものをすし飯で握っているという、
知り合いもいました。すごくいいアイデアですよね。
では次回レポートもどうぞお楽しみに!