こんにちは、2018年度巻寿司大使の川井ゆかりです。
一年間多くの方に巻寿司を作る楽しさと笑顔を広めていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
巻寿司によく使われる代表的な具材「かんぴょう」ですが、
実は私が住んでおります栃木県を代表する特産品で、
全国の生産量の90%以上を占めています。
今回は味付けしてあるかんぴょうがどんな風に作られているのかを
ご紹介したいと思います。
かんぴょうとは?
ユウガオの実を細長く削り、乾燥させたものです。
画像提供/とちぎの百様
かんぴょうの由来
原産地はアフリカとされており、シルクロードを渡り、
神功皇后が朝鮮から 種を持ち帰り、関西地方を中心に栽培。精進料理の素材として食され、
江戸時代に下野の国(栃木県)で栽培されるようになりました。
マルユウガオ【瓠(フクベ)ともいう】
まるまると大きく育ったかんぴょうの 実はスイカくらいの大きさになり、
重さも7~8kgになり7月~8月頃に収穫されます。
※株式会社小野口商店公式サイト『かんぴょうについて』より
かんぴょうの作り方
1 皮を剥ぐ
画像提供/株式会社ヤマケ
専用の機械を使って剥いていきます。
ホウレンソウの約2倍も食物繊維があるかんぴょう。
またカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれているので
骨の成長を助けて老廃物の排出や内臓の機能を向上させてくれるといった作用があるそうです。
2乾燥させる
画像提供/とちぎの百様
真夏の太陽熱にて2日間干し上げます。
乾燥したものを水で戻し、味付けして煮たものが皆さんよく食べているかんぴょうとなります。
中のワタ(白い部分)
私が幼い頃、家でも家庭保存食用にかんぴょうを作っていて
残ったワタを調理して食べていました。
みそ味に炒めたり、煮込むと出汁の味が染み込んでとても美味しかった記憶があります。
先日かんぴょうの産地、壬生町に行ってお話を聞きましたら、
ワタを食べる習慣はないそうで、地域により食べ方を工夫をしていたのかもしれませんね。
ワタのお料理は新鮮でないと食べられないので、今では懐かしい思い出の料理となりました。
郷土ならではの食べ方
栃木県は雷が非常に多い地域。
海苔(又はワカメ)をカミナリ雲、かんぴょうの卵とじを稲妻に見立てた
しょうゆ味の和風スープを「雷汁」(かみなりじる)と呼んでいます。
もともとは、栃木の名産・かんぴょうに親しんでもらうため、
1995年頃に学校給食で出したところ好評で、地元の名物になりました。
かんぴょうの巻寿司
巻寿司を作る時は、かんぴょうを使います。
具材の中に入れると味のバランスもよく、美味しく召し上がれます。
またかんぴょうを紅白に色付けして、いなりずしに結ぶと華やかになりますね。
食物繊維たっぷり、かんぴょうの巻寿司を食卓の一品にいかかでしょうか?
初めまして巻寿司大使のmika makkinen です。
私は日頃、マイスター同士での勉強会や、近所の方たちとデコ巻き教室を開いています。
1年間巻寿司大使として、巻寿司の楽しさ、奥深さを
たくさんの方に伝えていけたらと思っています。
さて、いよいよ暑くなってきましたね。
この時期は雨も多く、外で遊べない日も多くなりがちです。
そんな日はお子さんと巻寿司を巻いてみてはいかがでしょうか。
子ども達と『デコ巻きすし』を巻いていると、集中力の高さに驚かされます。
楽しく巻いて、一緒に食べるって楽しいですね。
この季節、カエルやてるてる坊主を巻くのも楽しいかもしれませんね。
巻寿司は、子ども達の誕生会やちょっとしたおもてなしにもぴったりです。
また、簡単な小道具を使うだけで巻寿司作りがもっと楽しくなります。
例えば、私自身も気分を盛り上げるために、
教室では作務衣を着て巻き方を教えています。
この写真は知り合いの方に作っていただいたオカモチです。
デコ巻き教室にも、いつも持っていきます。
作った巻寿司を寿司桶に入れるだけで、気分が盛り上がります。
作った巻寿司をこの寿司桶とオカモチに入れて、
「こんにちは」「おまたせしました。巻寿司です」と
子ども達とお寿司屋さんごっこを楽しんでいます。
こちらはよく作られる花巻ですが、
外側をソイシートで巻くことで華やかになって、パーティにもぴったりです。
テーブルコーディネートも大切です。
たくさん巻寿司が並ぶだけでも素敵ですが、季節のアイテムを選び、
大皿に盛り付けたり、笹を敷いたりすることでぐっと華やかになりますよ。
不器用だった私が、どうして巻寿司に夢中になってしまったのか、
自分でもよくわかりませんが、切るときのワクワク感は、何回経験しても変わりません。
巻寿司大使として巻寿司に関わっていけることを幸せに感じています。
1年間どうぞよろしくおねがいします。
こんにちは!
2017 年度・巻寿司大使 おりたみゆき です。
今回のレポートは、
富山市堀端町にて学童保育を運営されている『ハレア』にて
たくさんの子ども達と一緒に巻寿司を作った「巻寿司を作ってみよう!」編です。
『ハレア』の先生方は元体操選手ということで、放課後保育以外にも体操教室を運営されています。
未就学児でも、トランポリンを使ってかわいらしいピョンピョン飛びや
本格的なバク転練習もできると、人気があります。
さっそく先生や保護者の方にお手伝い頂きながら、巻寿司作りのスタートです。
今回の巻寿司レッスンでは
子ども達が大好きな「照り焼きチキン」を具材の中心に巻き上げることにしました。
≪太巻レシピ≫
全形海苔 1 枚
すし飯 200g
玉子焼
照り焼きチキン
シーフードカマボコ
椎茸
おぼろ
キュウリ
山ごぼうなど
その前に、まずは上手に巻寿司を作るためのコツをレクチャー。
海苔・巻きすの裏表についてや、すし飯の広げ方、具材の配置の仕方など
いくつかのポイントを説明しました。
用意ができたら、いよいよ皆で一斉に巻きスタート!
「抑えている具材と巻きすから手を離さないで~」
「鉄棒の前回りと一緒だよ~」
と巻くときのコツを伝えると、
『ハレア』の先生から「日頃の運動成果を発揮する場面だよ~」と声が掛かります。
今回の太巻は肉厚な照り焼きチキンを巻くので、いつもより太いサイズ。
手の小さな低学年の子ども達も頑張って、
上手に巻くことができました。
子ども達に包丁の使い方も体験してもらいたかったのですが、
小さいお子さんもいるため、安全第一ということで、先生方にカットして頂きました。
保護者の手を借りずに、自分だけで巻き上げた巻寿司を手に
やりきった達成感で顔がキラキラしていました。
小さい手の子ども達も、「上手に巻くためには…」を考え、
実行するパワーに感動しました。
実はお引越しのため、これが富山県で最後の巻寿司レッスンとなりました。
子ども達からたくさんの元気をもらいました。
ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!