こんにちは。巻寿司大使の川澄です。
先日、早稲田大学で留学生に日本の太巻きの作り方をレッスンしました。
今年で3回目になる、早稲田留学生の巻寿司体験です。
まずは、すしの歴史をさらっと説明し、
「握り寿司誕生の200年より前に巻寿司文化はありました。
その太巻きを体験しましょう!」
という号令からスタートしました。
今回はなんとジャンボ太巻に40人の留学生が挑戦。
ボランティアたちが、MAKIZUSHI倶楽部から提供いただいた巻寿司具材を準備したり、
実習サポートもしてくれて盛り上がりました。
私も生徒もジャンボ太巻は初めてでしたが、パンクもせずに大成功!
上手にできて、みんなとても美味しいと喜んでいました。
お次は「飾り巻デモストレーション」。
日本の古典巻きと新作のラッコを巻いて川澄の飾り巻きずしアートを紹介しました。
こちらは女性学生に大人気でした。
これからも日本にやってくる海外の若者たちに
巻寿司大使として、日本の良き巻寿司文化を伝えていきたいと思います。
2015年度巻き寿司大使の掛飛です。
私がスタッフとして活動しているキッズキッチンにて、
巻寿司教室を開催しましたので、
その時の様子をレポートいたします。
4歳から11歳までの20人が、
具材(卵焼き、キュウリ、ニンジン、シイタケの煮物)を自分たちの手で作り、
ひとり1本ずつ太巻きを巻きました。
みんな作り方を一生懸命に聞いて、チームで協力し合いながら、
自分の力で巻寿司を巻き、最後の切るところまでやり遂げました。
普段なら食べられない具材も「美味しい!」と食べている子が多く、
スタッフとしても安心しました。
これからも巻寿司という食文化を絶やさないように、
次世代の子どもたちに伝えていきたいです。
こんにちは!2016年度の巻寿司大使のりょうこです。
私はアメリカに住んでいます。
先日、所用で訪日した際に「初心者でも短時間で楽しく作れる飾り寿司ができれば」と、
2015年度の巻寿司大使の田中可奈子さんの主宰する
「Kanako’s Kitchen」で巻寿司作りの個人レッスンを受けてきました。
今回のレッスンで作ったのは以下、飾り寿司の三種です。
1)バラの花(薄焼き卵、明太子、ゆでインゲン)
2)一筆書きのお花(赤しそふりかけ、ホウレンソウ)
3)四海巻(卵焼き、明太子)
1)バラの花
この中で一番、従来の巻寿司に近い形の飾り寿司です。
ラップの上に薄焼き卵を広げ、その上に明太子と明太子を混ぜたピンク色ごはん
をランダムに載せます。
明太子の淡濃の色の具合が深みのある花びらになります。
その薄焼き卵をラップごとひと巻きし、それを海苔の上にごはんを敷いたものの上に載せ、
その前後にインゲンを置き、それを芯にして全体を巻きます。
2)一筆書きのお花
海苔の上に畑の畝のようにごはんを盛ります。その上に畝のでこぼこに密着
するように海苔をしっかり置いて、畝の輪郭を出します。
続いて畝の溝部分に「花」の赤しそふりかけごはん、「葉」は茹でホウレンソウを置きます。
最後に一本目の畝と四本目の畝が合うように、巻きます。
3)四海巻き
海苔を3枚使います。まず、明太子を混ぜてピンク色にしたごはんと寿司飯の二色の細巻きを作り、
それを十文字に4つに切ります。
丸いほうを背に、切った4つを海苔の上に並べ、四角柱の卵焼きを中央に載せ、
一気にコロンコロンと「転がして」四角柱を作ります。
これまで、「飾り寿司は、巻寿司の中に巻寿司を作る」が基本概念と思っていたのですが、
今回初めて作ってみて、気がついたことがあります。
1)「巻く」というよりは、「合わせる」「転がす」発想で!
2)海苔や薄焼き卵などで「輪郭を描く」!
3)混ぜごはん、ゆで野菜などで自由自在に「色付け」!
これを基本にすれば、いろいろな形に応用できそうです。
アメリカで生徒に飾り寿司の写真を見せると、「わおっ!」と、皆興味を示します。
飾り寿司はかわいいし、パーティーなどにも人気のアイテムになりそうです。
もし巻寿司を絵画に例えるとすれば、ごはんをキャンバスに見立て、
具材を使って絵柄を描いた「お米クラフト」といった印象です。
一般的な太巻きに比べると、具材の量がごはんの割に少なめで、
具材の味より「ごはんの味」がメーンになってしまうような気もします。
口にいれると具材同士が舌の上でとろけるという、従来の巻寿司の味わいを楽しみたいとすれば、
少々物足りなく感じられる人もいるかもしれませんね。
とはいえ、作っているときは半信半疑でも、巻き上げて切ったときに、
思い描いた通りの色や形が出た喜びはひとしおです。
これから、具材の味を堪能できる飾り寿司作りも考えてみたいと思います。