こんにちは。巻寿司大使のおおかわみさよです。
今回は千葉県の郷土巻寿司である、「太巻き祭り寿司」をご紹介します。
その断面の美しさから人気の高い細工寿司。
最近ではキャラ弁などでオリジナルのものが次々と創作され、全国的にも有名になっています。
私も好きでよく巻いていましたが、その発祥の地が我が千葉県であったとは!
恥ずかしながら今回調べてみて初めて知りました‥・。
そのルーツは諸説あるようですが、海苔に酢飯、農産物、海産物を巻き込んで
美しい模様を作り出すという発想は、稲作、農業、漁業、すべてに恵まれた千葉県ならではなのかもしれません。
「太巻き祭り寿司」は、豊かな食を祝うごちそうとして、現在も冠婚葬祭やもてなしの席など、人が集まる時に食されています。
作りやすい椿や桃の花が一般的ですが、今回は夏らしくひまわりにしてみました。
作り方をご紹介しますね。
≪手順≫
1 寿司飯にカンピョウ、シイタケのみじん切り、炒りごまを混ぜ込み、
2/3に切った海苔で巻いて中巻きを作る
2 卵焼きを1cm角で6本分、きゅうりは縦1/2にカットしておく
3 1.5枚分をつなげた海苔に桜でんぶを混ぜた寿司飯を広げて手前にキュウリを置き、
等間隔に溝を作って卵焼きを並べていく
4 手前から一気に巻いて、巻き終わりを下にして形を落ち着かせる
8等分にして器に盛り付けてできあがり
花びらを均一に巻くことができればきれいに仕上がるので、作りやすいと思います。
「模様にこだわりすぎて味が物足りない」とならないように、
中心の中巻にはカンピョウとシイタケの甘煮を刻んで混ぜ込み、
満足感が得られるようにしっかりと味付けをするのがポイントです。
ぜひ作ってみてくださいね。
★巻寿司大使プロフィールはこちら
こんにちは。巻寿司大使の田中です。
私の住む千葉県には、「太巻き祭り寿司」という巻寿司があります。
九十九里平野南部を中心に、千葉県全域で作られる郷土巻寿司で、
「房総巻き」とも言われます。
海苔の代わりに高菜や薄焼き卵を使って巻く点が、
一般の巻寿司とちょっと異なります。
それはかつて、祭り寿司が作り始められた当時、
海苔は農家が手に入れられるようなものではなかったため、
自分の家で採れた野菜を使っていたそうです。
その後、具材も工夫がなされるようになって、
いろいろな図柄ができてきたようです。
貴重な砂糖をたくさん使って甘めに作ることで、すし飯も固くなりにくく、
持ち帰っても楽しめるので、お祝い事やイベントでもよく使われます。
写真は雑誌の取材で作った、お祝い事の席を華やかにする房総巻き。
1本作るために、写真のようにすし飯のグラム数を細かく分けたり、
かなりの気合を入れて作りましたよ。(*^^*)
今回、房総巻きの中では比較的作りやすい「薔薇」の房総巻きのレシピをご紹介します。
ピンクのすし飯は、でんぶや梅酢をまぜたり、市販されている「素」もあるので、
お好みで作っていただいてOKです。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■房総巻き 薔薇
≪材料(1本分)≫
すし飯(白)・・・250g
すし飯(ピンク)・・・150g
紅ショウガ・・・30g
卵・・・2個
野沢菜・・・適宜
海苔(全形)・・・1枚
海苔(1/3枚)・・・2枚
≪手順≫
1 卵は1個ずつ薄焼き卵にする。
紅しょうがは半分に分けておく。
すし飯ピンクも分けておく。
2 卵焼きを広げピンクのすし飯をゴルフボールくらいに丸め所々に散らす。
紅ショウガも間に散らす。
3 もう1枚の薄焼き卵を広げ、同じようにすし飯と紅ショウガを散らし、
2を中心にしてさらに巻いていく。
4 海苔を広げて、向こう4センチほど残して250gの白のすし飯を広げる。
5 間隔をあけて3本の溝をつくる。
溝にあわせて1/3枚の海苔を溝にあわせて貼り付ける。
溝に野沢菜を置く。
6 手前に3をおいて、しっかりと巻いていく。
巻きおさめを下にして落ち着かせてから切り分ける。
子どもたちが喜んでくれることまちがいなし!
ぜひ親子で薔薇の房総巻き作りにチャレンジしてみてくださいね。
★巻寿司大使プロフィールはこちら
こんにちは。巻寿司大使のおおかわみさよです。
先日わが家で開催した巻寿司パーティーのレポートをお届けします。
大人7名、子ども3名、計10名で楽しいひと時を過ごしました。
子どもの年齢は上から4歳、1歳、2ヶ月‥・。
2ヶ月の子はまだ巻寿司どころか、離乳食も始まっていませんが、
そんな子ども連れのご家族も一緒に楽しめるパーティーとなりました。
そのポイントをご紹介したいと思います。
★ポイントその1
手巻寿司用のセット(寿司飯、海苔、具材)は、2セット以上用意する
せっかくの食育の機会なので、少し時間がかかっても子ども自身に巻かせてあげたいもの。
かといって、大人数の場合、自分の子どもがあれこれ迷っていると、
すし飯待ち、具材待ちの子が出てきてしまって他のご家族にも気を遣ってしまいがち。
そこで少量ずつ器を分けてセッティングしてあげると、円滑に手巻きが楽しめます。
子どもたちの月齢によって、カニカマ、卵など、生もの以外の具材の配分も
考慮してあげるとより親切です。
★ポイントその2
手軽につまめる「太巻き」や「ちらし寿司」を用意しておく
好きな具材を巻いて作る手巻寿司は楽しいのですが、すべてを手巻きにすると
けっこう忙しくなってしまいます。
まだ自分では巻けない子や、子どもを抱っこしていて片手しか使えないパパ・ママさんのために、手軽につまめる太巻きやちらし寿司を用意しておくと喜ばれます。
今回は「桃の花の細工寿司」が見た目も華やかで、中が細巻きに分かれるので食べやすくて好評でした。
手づかみ食べが始まった子どももよく食べてくれました。
いかがでしたか?
皆さんもご家族やご友人とぜひ巻寿司パーティーを楽しんでみてくださいね。
★巻寿司大使プロフィールはこちら