千葉の郷土巻寿司「房総巻き」レシピをご紹介
こんにちは。巻寿司大使の田中です。
私の住む千葉県には、「太巻き祭り寿司」という巻寿司があります。
九十九里平野南部を中心に、千葉県全域で作られる郷土巻寿司で、
「房総巻き」とも言われます。
海苔の代わりに高菜や薄焼き卵を使って巻く点が、
一般の巻寿司とちょっと異なります。
それはかつて、祭り寿司が作り始められた当時、
海苔は農家が手に入れられるようなものではなかったため、
自分の家で採れた野菜を使っていたそうです。
その後、具材も工夫がなされるようになって、
いろいろな図柄ができてきたようです。
貴重な砂糖をたくさん使って甘めに作ることで、すし飯も固くなりにくく、
持ち帰っても楽しめるので、お祝い事やイベントでもよく使われます。
写真は雑誌の取材で作った、お祝い事の席を華やかにする房総巻き。
1本作るために、写真のようにすし飯のグラム数を細かく分けたり、
かなりの気合を入れて作りましたよ。(*^^*)
今回、房総巻きの中では比較的作りやすい「薔薇」の房総巻きのレシピをご紹介します。
ピンクのすし飯は、でんぶや梅酢をまぜたり、市販されている「素」もあるので、
お好みで作っていただいてOKです。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■房総巻き 薔薇
≪材料(1本分)≫
すし飯(白)・・・250g
すし飯(ピンク)・・・150g
紅ショウガ・・・30g
卵・・・2個
野沢菜・・・適宜
海苔(全形)・・・1枚
海苔(1/3枚)・・・2枚
≪手順≫
1 卵は1個ずつ薄焼き卵にする。
紅しょうがは半分に分けておく。
すし飯ピンクも分けておく。
2 卵焼きを広げピンクのすし飯をゴルフボールくらいに丸め所々に散らす。
紅ショウガも間に散らす。
3 もう1枚の薄焼き卵を広げ、同じようにすし飯と紅ショウガを散らし、
2を中心にしてさらに巻いていく。
4 海苔を広げて、向こう4センチほど残して250gの白のすし飯を広げる。
5 間隔をあけて3本の溝をつくる。
溝にあわせて1/3枚の海苔を溝にあわせて貼り付ける。
溝に野沢菜を置く。
6 手前に3をおいて、しっかりと巻いていく。
巻きおさめを下にして落ち着かせてから切り分ける。
子どもたちが喜んでくれることまちがいなし!
ぜひ親子で薔薇の房総巻き作りにチャレンジしてみてくださいね。
コメントを残す