巻寿司大使

巻寿司大使リレーレポート

巻寿司に関する話題や最新情報、豆知識などをお届けします!

巻寿司大使リレーレポート〜巻寿司に関する話題や最新情報、豆知識などをお届けします!

まきずしHappy講習会を開催しました!

こんにちは。2016年度巻寿司大使の国仙です。
北海道札幌市の東白石地区センターにて、
3回にわたって『まきずしHappy講習会』を開催しました。

お集まりいただいたのはベテラン主婦の皆さん。
1回目の講習会では巻寿司の歴史と巻寿司の具材に含まれる栄養についてのお話と基本の巻寿司作りを、2回目の講習会では飾り巻き寿司の四海巻とパンダ巻を作りました。
今回は3回目の『大人の巻寿司講習会』の様子をレポートします。

大人の巻寿司には、日本酒によく合うそば寿司と松前漬けの巻寿司を選びました。
ところで北海道はそばの生産量が日本一ということをみなさんご存知ですか?

そばの生産地としては長野県の方が有名かもしれませんが、
北海道にも新得町(しんとくちょう)・幌加内町(ほろかないちょう)・北竜町(ほくりゅうちょう)と数多くのそばの産地があります。

しかし2016年に北海道を襲った台風の影響で、新得町を中心にそばの収穫が激減してしまいました。
そこで少しでも地産地消のお手伝いができればと思い、
今回の巻寿司の具材の一つに新得産のそばの乾麺を使用しました。

具材はMAKIZUSHI倶楽部から提供された穴子芯と玉子芯、
それとさっぱりとしたキュウリやオクラを入れて巻き上げました。 
そば寿司にお好みのたんぱく類やビタミン類の豊富な野菜を巻きこんでめんつゆでいただくと、
お酒のおつまみとしてだけではなく、食欲がない時の栄養補給にもオススメの一品です。

そういえば、昔からそば屋ではお酒のことを『そば前』と呼んでいますよね。

そばはビタミンB群が豊富で疲労回復作用がありますが、
特にそばに含まれているアシン、コリンは肝臓を保護するとともに解毒作用を促すので、
アルコールの分解を早めてくれます。
昔からお酒を飲んだ後にそばを食べ、そば湯を飲むと悪酔いしないと言われているのは、
そういう理由なのですね。

もう1つの松前漬けの巻寿司は、『~北海道の旬の食材 NO.4~』ご紹介した
松前漬けのレシピをベースにニンジンを塩もみし、乾燥めかぶに漬け込んだものを使用。

デモンストレーションの前に味見をしてもらい、形のない具材を巻くときのポイントをお話した後、
最後の巻寿司作りです。


3回目ということもあって、皆さん本当にテキパキとこなしながら巻寿司作りに取り組んでくれました。

 

「松前漬けを巻寿司の具材にするなんて、考えたことなかったわ」
「おつまみになるんだからご飯との相性だっていいわよね」
「お父さんが喜びそう」

と楽しそうにおしゃべりしながら巻き上げました。

講習中に「細巻にも挑戦してみたい」と余った具材で挑戦した方がいらっしゃったり、
「家に帰ったら家族に見せてあげたい」「自信を持って巻寿司を持って行けるわ」など、
嬉しいご感想を頂きました。


皆さん、これからも巻寿司をおもてなしの一品として、沢山巻いてみて下さいね!!

秋田の巻寿司♪

こんにちは。
巻寿司大使の「くるみ」こと秋田の仲野谷です。

今回のレポートは、秋田の巻寿司についてです。
秋田の人たちはとても巻寿司が好きで、
「巻寿司名人」のおばあちゃんたちがたくさんいて、
行事あるごとに各家々自慢の巻寿司が披露されます。

秋田の巻寿司の一番の特徴といえば、
「お砂糖がたくさん入っている」ということです。
もちろん握り寿司のシャリは他の地域と同様の味付けですが、
特に巻寿司の甘さは格別です。

私たちが子どもの頃には、巻寿司の味付けは
「お米一升炊いたら、お砂糖はひと袋(1kg)」と言われていました。

他県の方々にその話をすると、必ずといっていいほど「ヒェ~~」と悲鳴があがるのですが、
秋田では巻寿司が食事としてよりもお土産や冠婚葬祭の際の引き菓子として多用されていたため、日持ちをよくするために大量のお砂糖を入れたのではないかと思われます。

ただ、最近はさすがにお砂糖の量はかなり控えめとなっております。
県内最大スーパーの「いとく」で販売されている巻寿司です。
柄がとてもきれいですね!

中に入っている具は、

① (赤)紅しょうが
② (オレンジ)山ゴボウ
③ (茶)かんぴょう
④ (緑)キュウリの漬物
⑤ (紫)キュウリのしば漬け
⑥ (黄)ホットケーキ生地を焼いたもの

と、一見ごく普通の巻寿司と同じようなものですが、
⑥のホットケーキだけは秋田県独自のものかもしれません。
海苔の代わりにこの生地でお寿司を巻いたものも、秋田ではポピュラーなものです。


いとくスーパーのキャラクター「とくこばあさん」(くるみ作)

もう1つ、巻寿司ではないのですが、
秋田のお寿司をお話する上で外せない「赤寿司」「赤まんま」「まま寿司」をご紹介します。

炊いたもち米に味付けをし、塩もみをした赤紫蘇の葉を混ぜて発酵させたもので、主に夏場に作られます。
私が子どもの頃には、祖母がお盆に作り墓前にお供えしていました。

紫蘇の量が多く、もっと赤く染まっているものもありますが、

私はこれくらいの白と赤のコントラストのあるものが好きです。

日本のお寿司のルーツがごはんを発酵させた「飯寿司(いいずし)」であるという文献もありますから、その点からいえば、巻寿司よりもずっと以前からこの地で作られていたものと思われます。

またまた他県の方には驚かれると思いますが、
私はこのお寿司の上に軽くお砂糖をかけて食べるのが好きです!

TV番組でこのお寿司が紹介されたときに、
「お砂糖をかけたこのお寿司をおかずにしてご飯を食べる」
という方の話も紹介されていましたが、さすがにそれは試したことがありません。

秋田のお寿司、いかがでしょうか。
今後は、このような伝統的なお寿司や料理を若い方々にも伝えていきたいと思っています。

はじめて!太巻巻いてみよう♪

こんにちは!
巻寿司大使 おりたみゆき です。

先日、ホタルイカが有名な、富山県滑川市・放課後児童育成クラブにて
総勢40名の子ども達と「はじめて!太巻巻いてみよう♪」レッスンをしました。

参加してくれたのは小学1年生~4年生の子ども達。
まず『道具・食材・巻き方』の説明から始めます。

子ども達は初めて見る道具や巻きすに興味津々。
巻きすは「割った竹をヒモで編んだもの」と説明したところ、
さすが自然豊かな富山県の子ども達。
「家に竹藪がある~!あの竹か~」と不思議顔でした。

次は『巻寿司の具材』について。
おぼろ・玉子焼・キュウリ・シーフードスティック・かんぴょう・椎茸・すし飯・海苔。

子ども達のひと言目は
「初めて見た!玉子焼もシーフードステックも長い!」でした。

おいしい巻寿司を作るための具材には2つのポイントがあることを伝えました。

① 海苔の大きさと、具材の長さを合わせる →上手に巻くことができる
② さまざまな食材を具材に取り入れる →見た目の華やかさや食感の違いを楽しめる

次はいよいよ『太巻の巻き方』です。

「子ども達が具材をこぼさずに上手に巻くには、どんな風に説明したら…」

一生懸命考えてひらめきました!
子ども達の遊び道具で、身近なもの…鉄棒の握り方です!

鉄棒で前回りするときに手を離したら「自分が落ちる」
太巻を巻くときに手を離したら「具材がこぼれる」
と、イメージしやすいようでした。

説明も終わり、学童保育の先生方にもお手伝いして頂きながらスタート。

子ども達の手の大きさを考慮し、
レシピは、全形海苔1枚(上部5㎝残し)、すし飯200gを準備しました。

 

すし飯を海苔に広げたら、こぼれやすい細かい具材(おぼろ・椎茸)の上に、支えやすい長い具材(玉子焼・キュウリ・シーフードスティック)を配置。


鉄棒の手をイメージしながら、前回り!


太巻完成です♪
4等分にカットしたら、1つはオヤツ時間に試食。残りは家族へのお土産です。

「1番難しかったところは?」と聞いたら
「海苔にすし飯を広げるところ」と答えが返ってきました。

「次は唐揚げ入れたい!トンカツもいいね~」など、太巻に興味がでてきた様子。
私にとっても嬉しい一日でした。

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