朝晩めっきり冷え込んできましたね。
千葉県柏市の巻寿司大使の田中可奈子です。
今回は前回のレポートでご紹介した「薔薇の花」に続いて、
房総巻き第2弾「四海巻」を作ってご紹介します。
「四海巻」の四隅の模様は波紋を表しているそうです。
お祝い事にはよく使われる模様ですね。
作り方をご覧になるとよくわかりますが、まるで展開図のようです。
二重巻ではなく、ぐるぐると「のの字巻き」でもいいようですが、
より模様がきれいに見える方法をご紹介しますね。
「四海巻」
≪材料(1本分)≫
(A)
ピンクのすし飯(そぼろやゆかりで着色する) ・・・100g
海苔(ピンクのすし飯を巻く) ・・・1/2枚
(B)
白のすし飯 ・・・200~220g
海苔(白のすし飯を巻く)・・・3/4枚
(卵焼き)
卵 ・・・1個
みりん・・・大さじ1
カンピョウの甘煮・・・適宜(あってもなくても)
海苔 (一番外側の海苔)・・・1枚
≪下準備≫
1 カンピョウを煮ておく。
2 厚焼き卵を焼いてお寿司に巻きやすいように、2×2×16センチの棒状に切っておく。
卵は一度に2個分ずつで焼くときれいに作りやすい。
≪作り方≫
1 すし飯は100gをピンクに染める。海苔1/2枚でしっかりした細まきを作る。
2 海苔3/4枚に白の酢飯を広げ、(1)の外側を均等な厚みになるようにしっかりと巻く。
しばらく落ち着かせる。(ここが案外コツです。)
3 二重に作った巻寿司を縦に4等分にする。
切り口がスパッといくように、包丁を湿らせて切るとうまくいく。
4 海苔を広げ、端に切り口が(3)を切った角が外側をむくようにして並べる。
5 隙間を埋めるように厚焼き卵を斜めにはめ込む。
(厚焼き卵にカンピョウを挟んだりすると華やかになる。あってもなくてもよい。)
6 残りの2本も切り口が外側に向くように重ねる。
(端の模様を見て方向があっているか確かめてくださいね。)
7 広げた海苔をパタンパタンと倒して巻いて、
巻き納めを下にしてしばらく落ち着かせる。
8 包丁をしめらせながら切り分ける。
わたしは、ピンクのところを「ゆかり」できゅっと酸っぱくするのも大好きです。
今回はその他にエビフライを入れたカリフォルニアロールと、
基本の太巻寿司も作って、知り合いがいる地元の新聞社に差し入れました。
次々に手が伸びてきて、あっという間になくなりました。
記者さんに、作り方を取材(?)されたり、写真を撮ったり、
とても盛り上がりました。
おいしいものはみんな笑顔にしてくれるようです。
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こんにちは。巻寿司大使のおおかわみさよです。
今回は秋の味覚を盛り込んだ、季節感たっぷりの巻寿司をご紹介したいと思います。
≪材料(2本分)≫
寿司飯1合分
さんま1本
栗8コ
新生姜1本
いりごま小さじ2
焼海苔1枚
塩・酢・砂糖・とろろ昆布各適宜
使用した寿司酢の割合(酢180ml 砂糖90g 塩45g)
≪作り方≫
1 新生姜は千切りにして寿司酢に浸しておく
2 さんまは3枚におろして塩を振っておく
3 栗は皮をむいて半分にカットし、好みで砂糖を加えて茹でておく
4 2から水分が出てきたら拭き取り、酢に浸してしばらくおく
※キッチンペーパーをかぶせると酢が少量で済みます
5 寿司飯に水分を切った1といりごまをまぜておく
6 焼海苔を1/2に切って巻きすに乗せ、栗を並べて4を乗せて巻く
7 巻きすにラップを敷いて5を半量乗せ、6を中心にして巻いていく
8 全体にとろろ昆布をまぶし、8等分にカットしてできあがり
甘みと酸味のバランスが絶妙で、脂の乗ったさんまをサッパリといただけます。
食欲の秋を存分にお楽しみください♪
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こんにちは!巻寿司大使・岩佐優です。
今回は、「細魚の巻寿司レシピ」をご紹介します。
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細魚の巻寿司レシピ
寿司飯に少し色が付いていますが、
最近「玉砂糖」という黒砂糖に近い砂糖を使用しているせいです。
もともと素精糖という砂糖を使っていますが、甘さに味があると言うか、
料理の味がよくなると感じるのは確かです。
玉砂糖の場合は糖度が高いので、普通の砂糖の味付けより20%ほど少なめにします。
材料
• 細魚・・2尾
• 菜の花・・60g
• 黄菊・・150g(湯がいて50g)
• 米・・2合
• シャリ酢・・85cc
※シャリ酢は前回と同じレシピです。
(3合に対して以下のシャリ酢を128cc使用します)
酢・・100cc
塩・・25g
砂糖・・125g
≪手順≫
下ごしらえ
1 細魚は足が早いので早めに(傷みやすい)内臓だけ出します。
2 頭と尻尾を切り落として腹側から開き、三枚開きの要領で中骨を取り除き、
腹骨を薄く削ぎとります。
3 中骨のない開きにします。
出来るだけ早めにここまで捌いて下ごしらえしておくと、傷みが進みません。
作り方
1. 米を洗って寿司飯用に炊く。
2. 菜の花と三つ葉を塩茹でして水を絞っておく。
3. 小鍋にお湯をたぎらせ、黄菊をさっと湯がき冷水にとります。
4. ご飯が炊き上がったらスイッチを切り、
直ぐにその場で寿司酢を加えて満遍なく混ぜ込む。
5. 酢が混ざってから飯きりに移して団扇で扇いで冷ます。
6. 細魚で黄菊と菜の花を巻いきます。
6-1 巻寿司にする直前で、下ごしらえしておいた細魚の皮を引きます。
6-2 巻きすを広げてラップをその上にかぶせ、
皮を引いた細魚の切り身4枚の表側を下に交互にピッタリつけて並べます。
6-3 手前から3枚目の細魚のところまで寿司飯を均一に広げ、
次に手前から二枚目まで黄菊を広げ、
最後に菜の花(青み野菜)が芯になるようにして
巻きすの手前を向こう側の端の細魚の部分と合わせます。
※きれいに巻くコツは、ここでキュウと押さえてしばらくしてから解きます。
具とご飯が馴染む為の“間”が大事です。
7. 細魚の巻き寿司を盛り付けて出来上がり♪
※ラップを巻いたまま切ってから盛り付けで取り除きます。
少し手間はかかりますがその分、美味しいことうけあいです!
ぜひお試しくださいね。
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