巻寿司大使

巻寿司大使リレーレポート

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豆知識

秋田の巻寿司♪

こんにちは。
巻寿司大使の「くるみ」こと秋田の仲野谷です。

今回のレポートは、秋田の巻寿司についてです。
秋田の人たちはとても巻寿司が好きで、
「巻寿司名人」のおばあちゃんたちがたくさんいて、
行事あるごとに各家々自慢の巻寿司が披露されます。

秋田の巻寿司の一番の特徴といえば、
「お砂糖がたくさん入っている」ということです。
もちろん握り寿司のシャリは他の地域と同様の味付けですが、
特に巻寿司の甘さは格別です。

私たちが子どもの頃には、巻寿司の味付けは
「お米一升炊いたら、お砂糖はひと袋(1kg)」と言われていました。

他県の方々にその話をすると、必ずといっていいほど「ヒェ~~」と悲鳴があがるのですが、
秋田では巻寿司が食事としてよりもお土産や冠婚葬祭の際の引き菓子として多用されていたため、日持ちをよくするために大量のお砂糖を入れたのではないかと思われます。

ただ、最近はさすがにお砂糖の量はかなり控えめとなっております。
県内最大スーパーの「いとく」で販売されている巻寿司です。
柄がとてもきれいですね!

中に入っている具は、

① (赤)紅しょうが
② (オレンジ)山ゴボウ
③ (茶)かんぴょう
④ (緑)キュウリの漬物
⑤ (紫)キュウリのしば漬け
⑥ (黄)ホットケーキ生地を焼いたもの

と、一見ごく普通の巻寿司と同じようなものですが、
⑥のホットケーキだけは秋田県独自のものかもしれません。
海苔の代わりにこの生地でお寿司を巻いたものも、秋田ではポピュラーなものです。


いとくスーパーのキャラクター「とくこばあさん」(くるみ作)

もう1つ、巻寿司ではないのですが、
秋田のお寿司をお話する上で外せない「赤寿司」「赤まんま」「まま寿司」をご紹介します。

炊いたもち米に味付けをし、塩もみをした赤紫蘇の葉を混ぜて発酵させたもので、主に夏場に作られます。
私が子どもの頃には、祖母がお盆に作り墓前にお供えしていました。

紫蘇の量が多く、もっと赤く染まっているものもありますが、

私はこれくらいの白と赤のコントラストのあるものが好きです。

日本のお寿司のルーツがごはんを発酵させた「飯寿司(いいずし)」であるという文献もありますから、その点からいえば、巻寿司よりもずっと以前からこの地で作られていたものと思われます。

またまた他県の方には驚かれると思いますが、
私はこのお寿司の上に軽くお砂糖をかけて食べるのが好きです!

TV番組でこのお寿司が紹介されたときに、
「お砂糖をかけたこのお寿司をおかずにしてご飯を食べる」
という方の話も紹介されていましたが、さすがにそれは試したことがありません。

秋田のお寿司、いかがでしょうか。
今後は、このような伝統的なお寿司や料理を若い方々にも伝えていきたいと思っています。

岐阜県で有名な巻寿司、ご存知ですか?

みなさんこんにちは!
2017年度巻寿司大使のみつまめです。

普段は愛する岐阜県にて、『清流の国ぎふの妖精さん☆ミナモ』と一緒に
旅芸人のような日々を送っています。

そんな私がなぜ巻寿司大使に……?
その理由はプロフィールを見ていただくとして、
この一年、巻寿司への情熱を私なりのカタチで発信していきますのでよろしくどうぞ♪

さて、レポート第一弾。ここはやはり、岐阜県で有名なご当地巻寿司文化をご紹介したいと思います。

その名も……岐阜県は御嵩町(みたけちょう)の名物『みたけ華ずし』。

鮮やか&艶やかですよね~!

御嵩町はかつて中山道の宿場町として栄えた地。
歴史ある町の地域おこしとして「新しい郷土食をつくり残していきたい」と
平成19年に結成された『みたけ華ずしの会』の皆さんが、
千葉発祥の『太巻き祭り寿司』をヒントに試行錯誤を重ねて誕生させたのが
『みたけ華ずし』です。

地元にまつわる牡丹や笹百合、菊、バラなど美しい花をデザインした飾り巻き寿司や、
箱寿司、太巻、細巻、型押しなどいろいろなお寿司を盛り合わせて、
御嵩町の豊かな文化を表現しています。

お寿司に使われているお米は、米粒が大きく冷めてもおいしい岐阜の伝統米『ハツシモ』。
他にも、酢、醤油などの調味料や具材に使う食材等も岐阜産のものを使って、
地産地消に努めています。

さて『みたけ華ずし』について色々学んだところで、
さっそく手作り体験をしてみることになりました。

実は、巻寿司への並々ならぬ愛はあっても『飾り巻き寿司』の類は未経験だった私。
「さぞや難しいんでしょう……?(小声)」 と不安半分、体験してみたんで・す・が。

教えていただいた通りに置いたり、のせたり、散らしたり、巻いたりしただけでアッという間に完成!!

メイン具材は柴漬けや赤かぶ漬けなのでさっぱりと馴染みのあるお味♡

ミナモさんも食べたそう( *´艸`)

細かい作業が苦手な私でも簡単に美しい華ずしが作ることができるんだなぁ、と感動。

このように誰が作っても美味しく&美しくできるよう考案されているレシピには、

「手間暇かけて綺麗な寿司を手作りしてあげたい」
「大切なお客様をもてなしたい……」という想いを叶えてあげたい、
各家庭で末永く作ってほしい、という願いが込められています。

「文化は残していってこそ価値がある」と、みたけ華ずしの会代表の堀田さん。
私も体験しただけで終わらないよう、まずは身近な家族に作ってみようと心に誓いました。

さて、美味しいだけじゃない、歴史や文化、人々の熱い想いが一緒に包み込まれている、
巻寿司ザ・ワールド。
奥が深い……!!ますます興味津々です!!!
巻寿司を愛し、巻寿司に愛される女にどこまでなれるのか?!
こうご期待♡

以上、みつまめでした!チャオ!

2017/8/30| ,

厚焼玉子の使い方

こんにちは、巻寿司大使の わたりようこ です。
1年間どうぞよろしくお願いいたします!!

私は仙台市で小2の男の子の子育てをしながら、
飾り巻き寿司教室や料理教室等の活動をしています。
巻寿司大使レポートでは、仙台の魅力や美味しいものをお伝えできればと思っています。

さて今回は、先日開催した『飾り巻き寿司教室』のレポートです。
教室で生徒の皆さんに作ってもらったのは、暑い夏に元気に大輪の花を咲かせる
『ヒマワリ』の飾り巻き寿司。

ヒマワリといえば、黄色ですよね!
ヒマワリの花びらを作るために、まず黄色の寿司飯を作ります。

一般的には食用色素をご飯に混ぜ込んで味を付けることが多いのですが、
それでは味がない!
そこで、今回は巻寿司には欠かせない主役級の『厚焼玉子』を使います。

ご存知のように、使い道は巻寿司の具、お弁当のおかず、など色々ありますが、
厚焼き玉子は、厚焼きのまま使うだけが使い道ではないのですっ!!
甘くて柔らかくて美味しい厚焼玉子は、なんと『玉子そぼろ』としても使えるんですよ。

ひき肉と玉子の2色丼などを作るときにも、
わざわざ生卵を用意して一から作らなくても厚焼玉子があれば簡単!

ご自宅でお弁当用に作った厚焼玉子が余ったり、綺麗な形に作れなかった…
そんな時は玉子そぼろに変身させてください!

そぼろ状にするのに、包丁やフードプロセッサーで刻んでもよいのですが、
包丁で刻むのは手間がかかるし、
しまい込んだフードプロセッサーをいちいち出すのは面倒ですよね。

そんなときは手で小さくちぎり、指で潰してみましょう。
酢飯に混ぜるときに厚焼玉子を指で潰しながら混ぜていくと、綺麗に寿司飯に混ざります。

もっと細かいそぼろにしたいときは、厚焼玉子ザルに押し付けて網の目を通すと良いですよ。

今回のレッスンでも、
厚焼玉子から作った玉子そぼろを『ヒマワリ』の花びら用の寿司飯に混ぜて使いました。
さあ、かわいい黄色のヒマワリが出来上がりましたよ!
ヒマワリのように元気に夏を乗り越えてくださいね♪
 

皆さんも巻寿司を作るときに、厚焼玉子は具材としてはもちろん、
玉子そぼろにして寿司飯に混ぜると、甘くておいしい黄色の巻寿司が作れますよ。

ちなみに・・・
厚焼玉子とだし巻玉子の違いってご存知ですか??

どちらも「玉子焼」なのですが、関東では「厚焼玉子」と呼んで砂糖を入れて焼き、
関西では「だし巻玉子」と呼び、砂糖を入れないで焼きます。
関西の「おだし文化」が生み出したものだそうです。

砂糖が入っていると、だしを入れて作っていても「だし巻玉子」とは呼ばないということで、
関西では砂糖が入ったものが厚焼玉子、砂糖を入れないのがだし巻玉子という認識なのですね。

以上、玉子焼に関する豆知識でした。

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