こんにちは。アメリカ、オレゴン州に住む2018年度巻寿司大使の加藤真記です。
今回は私が巻寿司大使に任命された記念として
「太巻、細巻、裏巻」の3本立てで巻寿司教室を開催しました。
まず最初はすし飯の作り方とまきすの使い方の説明から。
寿司酢にあらかじめ昆布の一片を入れたものと入れていないものを味比べしてもらって、
昆布のうまみを体感してもらいました。
生徒さんにはいつもこのように味比べをしてもらうのですが、
みなさん必ず違いがわかりますし、昆布のうまみにとても驚かれます。
参加される方の中には、巻寿司初挑戦の方や、
一度は自分で作ったことがある方などそれぞれですが、
みなさんやはり「巻寿司は難しいもの」と感じている方が多いと思うので、
そこを「わー、こんなに簡単にできるんだ」とか「案外簡単だったわ、家ですぐやります」
と言ってもらえたら嬉しいなというのが私の目標の一つです。
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それから具材の玉子焼やかんぴょうも手作りなので味見をしながら意見を交えたりもします。
そんな時、まだこちらへ来て1年も経たない方がいたりすると、
そのまま周辺の情報交換の話で盛り上がったりすることも。
私もまだまだ知らないことが多いので、お店などの情報を聞けたりするのはとても助かります。
こうしていつも生徒さんと楽しい時間を過ごさせてもらっています。
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情報交換で盛り上がった時に、アメリカのお寿司の話題で、ソイシートの話しがでました。
製品によってソイラッパー(Soy wrapper)といったりします。
黒い色の海苔が苦手な方のために作られたもので、
大豆の成分でできていて色も緑やピンクがあり、
海苔のように薄いシートで巻寿司を作ることができます。
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最近では巻寿司の海苔は通常の黒い海苔というのがほぼ浸透したためか、
ソイシートで作った巻寿司をスーパーなどで見かけることはありませんが、
丁度私の手元にあったので、生徒のみなさんにソイシートでの細巻にも挑戦してもらいました。
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すし飯がなくなるまで、生徒さんにはどんどん巻いてもらいました。
その中でソイシートのピンクの細巻が意外にも彩りをきれいに見せてくれました(笑)。
また生徒さんのリクエストでお花とアンパンマンの飾り巻き寿司も作りました。
アメリカでも日本のお母さんと子ども達にはアンパンマンは不動の人気なのです!
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こんな笑顔をみせてもらったらお母さんたちもたまりませんね。(私もです!)
こんにちは。2018年度巻寿司大使の武田です。
巻寿司大好きな父の話しから始まった、おぼろがなかったころのお話し。
父の母は、当時、魚で作っていたおぼろが高級だったために、
どこの家庭でもあった、高野豆腐でおぼろを作っていたそうです。
その話がとても興味深かったので、記憶をたどりながら作ってみることにしました。
【材料】
高野豆腐 2個分
(調味料)
だし・・・・・・400CC
砂糖・・・・・・大2
みりん・・・・・大1/2
薄口醤油・・・・小1
塩・・・・・・・小1/5
【作り方】
① 調味料を合わせ、高野豆腐を煮る。
② ①が冷めたら、汁をしっかり切り、すり鉢に入れる
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③ 細かく崩れたら、赤色の天然色素を入れる。
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④ フライパンでいって完成。
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作っていくうちに、このおぼろは卵アレルギーの方にも使えるのではないかと思ったんです。
というのも、おぼろの中にはふんわり感を出すために卵白を入れているものが多くあります。
卵アレルギーは卵白に反応するケースが多いといわれていますので、
卵アレルギーの方にとっては、卵白を使っているおぼろは
危険な食材になってしまうこともあるでしょう。
その点、この高野豆腐で作るおぼろなら、卵アレルギーの方にも安心安全です。
さっそく、完成した高野豆腐のおぼろで太巻も作ってみました。
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今回は他の具材も全部お野菜で作ってみました。
※カニ風味かまぼこ → ニンジン
おぼろ → 高野豆腐
厚焼き玉子 → たくあん
体にやさしい太巻になりました!ぜひお試しくださいね。
こんにちは。2018年度寿司大使の八幡名子です。
私は野菜が大好きなのです。
中でも地元でずっとタネを繋がれてきた伝統野菜に興味があります。
一粒のタネから芽が出て、花が咲き、実をつけ、タネができ、またそのタネを播く。
こうやって書くと簡単で当たり前のことのようですが、これって実は大変なこと。
農家さんが毎日汗を流してタネを採り続けてくださっているからこそ、私たちの食卓があるのです。
私が住んでいる東京都八王子市には『八王子ショウガ』という伝統野菜があります。
8月下旬から9月いっぱいが旬の、葉ショウガです。
今回、この八王子ショウガを使って巻寿司を作ってみました。
爽やかな風味が美味しいと、とても好評でしたのでレシピをご紹介したいと思います。
八王子ショウガ巻
【作り方】
① 八王子ショウガは繊維に沿って薄切りにし、さらに細く切る。
② 寿司酢100mlに砂糖大さじ1を足し、ショウガを漬け込み一晩おく。
(ショウガの辛味により砂糖の量は調整してください。)
③ 海苔全形1枚にすし飯150gを広げ、
漬け込んでおいたショウガと甘く煮たかんぴょうを巻きます。
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ショウガはたっぷり入れた方が爽やかになりますよ!
④ 8等分に切ったらできあがり。
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八王子ショウガの葉っぱの上に盛り付けて、更に香りアップ!
もう一つ、ご当地巻をご紹介したいと思います。
喜多方の大地をたっぷり吸い込んだアスパラガスを巻いた『喜多方巻』です。
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先日、ご縁あって福島県喜多方市の農家さんと出会いました。
この方は耕作放棄地を田畑へと蘇らせ、日々一生懸命にタネを播いていらっしゃいます。
この方が作られた喜多方産アスパラガスを巻いてみました。
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大地にアスパラガスがニョキニョキ生えてるイメージです!
作物が育った大地や生産者さんに思いを馳せながら食べる巻寿司って本当に美味しいし、
会話も弾みます。
巻寿司は何でも巻き込めるのが魅力。
ぜひ、皆さんも地元の食材や思い入れのある食材を巻いて、ご当地巻きを作ってみてくださいね!