2月3日の節分は、その年の恵方を向き無言で食べると願い事が叶う、
といわれている大変判りやすくありがたい食事でもあります!
節分の時期になるとコンビニやスーパーにも巻寿司が並び、
回転すしやテイクアウトすし店、そしてお寿司屋でも恵方巻の予約を受け付けるなど、
すっかりお祭りムードですね。
中身の具材もいろいろ、バラエティー豊かな個性のある巻寿司も登場して、
お値段もまちまち…
何千本と巻く店もあれば、お好みの具材やこだわりの限定数本しか巻かないお店もありますが、
一般的には縁起を担ぐ七種類の具材や末広がりの八種類の具材を入れたものが多いですね。
皆さんはどんな恵方巻を食べたのでしょうね~♬
さて今回は、巻寿司大使の太巻恵方巻として、私が作った恵方巻の中身をお見せします!
これまで巻寿司大使としていろんな教室で、
関東巻や関西巻など具材の違いや巻き方をレクチャーして来ましたので、
この2種類の巻寿司を一本にまとめあげて贅沢に巻き巻きしてみました。
ベースは、焼き海苔・赤酢のすし飯(シャリ)を使い、
具材は、関東巻と関西巻それぞれ以下の七種類を用意して、
1本分のご飯の上に具材を半分ずつのせてみました。
関東巻
かんぴょう、キュウリ、厚焼玉子、煮椎茸、カニカマ、煮穴子、黒豆
関西巻
かんぴょう、ほうれん草、出汁巻玉子、いなり、カニカマ、ウナギ、黒豆
これにおぼろを入れて八種類にしても良いと思います。
半分食べると味が変わり一本で二度楽しめると好評でした!
今年は南南東の方角、来年はどこの方角に恵方があるのかなぁ~
来年も楽しみですね~♬
どんな恵方巻をこうかなぁ~
巻寿司大使の河崎千代美です。
新しい年を迎え本年もよろしくお願いします。
日本各地にはそれぞれの地域での特色を生かして郷土色豊かな巻寿司がたくさんあります。
巻寿司にはいろんな材料が使われていますが、
具材だけでなくお米・海苔など地域によってかなりの違いがあるようですね。
巻寿司の重要な役割を果たしている一つとして、
すし酢もまた、地域によって味に違いがあるそうです。
すし酢のメーカーが調べた結果によると、
関東周辺や東北は酸味が強く甘みの少ないすし酢が好まれ、
関西方面や九州地域では甘みが若干強いものが好まれるようです。
その他にもさらに甘味が強いすし酢がこのまれる地域や、
関東と関西の中間くらいの味が好まれる地域など、
すし酢の好みで全国を4つのグループに区分けできるそうです。
参考)『MAKIZUSHI倶楽部/おいしいすし飯の作り方』
私の暮らすシンガポールでは、
関西のすし酢と同じく酸味が弱めで甘みの強いすし酢が好まれています。
街にある回転すしのお店でも、関西で好まれる甘めのすし酢を使っているということでした。
私もシンガポールで巻寿司教室を数多く開催していますが、
最初のうちは毎回自分で合わせ酢を手作りしていました。
スーパーでは、すし酢は日本からの直輸入品しか扱っておらず
値段的にもお高いので頻繁には購入できなかったためです。
しかし、1か月に消費する量が2Lから多い時には6Lも必要となり、
自分で作るのには限界が出てきました。
そこで、日本人が経営している調味料を開発・製造している会社に相談して、
私の作っている合わせ酢と同じ調合のすし酢を製造してもらうことになり、
ついに自分のオリジナルすし酢が完成しました。
私の名前がそのままはいって『KAWASAKI SUSHI VINEGAR』とあります。
実際に出来上がると照れくさいですね。
生徒さんたちもこれで安く、手軽に巻寿司を作ることができるようになりました。
また、製造工場でお酢の名前もつけてもらいました。
その名も『エターナルビューティビネガー』~このお酢で永遠に美しく!~
教室の生徒さんがラベルのデザインをしてくれました。
日本古来の食べ物である巻寿司が、いまでは世界的に有名になり、
世界中の人達から愛される食べ物になりました。
巻寿司伝道師として今年も頑張っていきたいと思います。