~北海道の旬の食材 NO.3~
皆さんこんにちは!! 札幌の巻寿司大使コクセンです。
北海道はすっかり秋、そして冬の気配すら感じられるようになってきました。
畑の恵みもそろそろ終盤になってきてはいますが、全国のみなさんにどうしても
ご紹介したい食材があるのでご報告しますね。
その食材とは、〝つながり、みのる。ズッキーニ〟。
札幌郊外で育てられている〝ファーム伊達ファミリー〟イチオシの食材なのです。
伊達さんの農園は、札幌の水源である札幌岳がもたらす美味しい水が
とうとうと溢れる豊滝と呼ばれる場所にあります。
畑に肥料や農薬を一切投入せず自然の力(太陽・水・土)だけで、
野菜が本来の力を発揮して育つ〝自然栽培〟と呼ばれる方法を、
新規就農以来11年間続けていらっしゃいます。
そしてこちらの農園がこだわっていること。
それは自家採取のタネで野菜を育てるということ。
自家採取とは、自分の畑の作物を種取用として収穫した後、
実からタネを外し洗って乾燥させ、冬の間保存をして春にまくという方法です。
一見当たり前の作業のように思いますが、最近は作業の手間を省くため、
タネを外部から購入して作物を作る農家さんが多いのです。
しかし伊達さんは10年以上この種取りを続けていらっしゃいます。
この作業を繰り返すことで、タネはその土地の気候や風土を読み込み、
より一層、作物本来の力を発揮し美味しくなると言われているからです。
これらのズッキーニは、10年以上の年月をかけて育ってきたものなのです。
毎年、我が家でも購入している伊達さんのズッキーニ。
これは本当にスゴイ!!まず香りが全然違います。
ズッキーニの風味がふわっと優しく口の中で広がるのです。
それだけではありません。私が驚いたのは歯ごたえ。
火を通してもしっかりと身が締まっているので本当に美味しい!!
伊達さんオススメの食べ方は、
「塩コショウしてフライパンで焼いて食べる」とシンプルなものだそうです。
そこで、私もこの歯ごたえのあるズッキーニを巻き芯に使えないかと思い、
簡単な巻寿司を作ってみました。
〝ズッキーニとお好み夏野菜の巻寿司〟です。
≪作り方≫
① 今回はズッキーニ・ニンジン・ジャガイモを使いました。
それぞれ油で素揚げします。揚げてもベチャっとならないのがスゴイ!!
② 適度に油を切ったあと、まぶすのは岩塩とハーブをブレンドしたものがおすすめ。
上から野菜にまぶすようにふりかけます。
③ 後は簡単!! 巻きすに載せて太巻きの分量で巻いていきます。
すし飯は大体220gです。具材の高さが均等になるように並べて下さいネ!!
その他にも、ナスやインゲン、オクラやゴボウなどを素揚げしても美味しいですよ。
味付けが塩コショウなので、野菜があまり好きではない小さなお子様も
パクパク食べてくれますし、外国の方のお宅にお呼ばれした際、
ポットラック(持ち寄りの料理)として持って行った時も大変喜んでいただけました。
札幌でご活躍されている野菜ソムリエさん達からも
〝伊達さんの幻のズッキーニ〟と注目されているこのズッキーニ。
ひとつひとつ丁寧に栽培されているので出荷数も少ないそうです。
今年は販売終了となってしまいましたが、今、農場ではカボチャが旬を迎えています。
皆さんもぜひお試しになってくださいネ。全国に発送もされていますよ。
ファーム伊達家
住所/北海道札幌市南区豊滝435番地
電話/011-596-1507
〝いいね!! 農style file Vol. 3〟にて〝ファーム伊達家〟が詳しくご紹介されています。
http://n-style.haj.co.jp/file/vol03.html