シンガポール切手博物館で日本の文化を紹介!
シンガポールからこんにちは!巻寿司大使の河崎千代美です。
日本では世界に向けていろんなものが発信されています。
昔は浮世絵や焼き物などの美術品が有名でしたが、
近年ではカラオケやゲーム、漫画にアニメという、
一般大衆に広く浸透しているものが海外でも同様に人気があります。
今回は、その中からアニメの話題と巻寿司のコラボイベントのご紹介をしたいと思います。
シンガポールでもアニメ人気はすごく高く、
アニメに登場するキャラクターのコスプレイベントなども頻繁に開催されています。
街の中心地に近い場所にある切手博物館では、
アニメと日本文化にスポットを当てたイベントが開催されました。
日本にいた頃、私も『ドラえもん』や『鉄腕アトム』などのキャラクターの切手を買ったことがあります。
この日の切手博物館では、日本のキャラクターになりきるコスプレ体験や、
日本のゆかたを着て記念撮影ができるなど、館内は日本色に染まっていました。
私は、日本の食文化を代表する巻寿司を紹介することになり、
日本人の一般家庭でよく作られる太巻を作るデモストレーションを行いました。
地域や各家庭によって巻寿司に使う食材が違うことや、
どんな時に巻寿司が食べられるかなど、私が子どもの頃の話も交えながら、
「ハレの日のご馳走」である巻寿司を見て!食べて!感じていただきました。
巻寿司は、味付けが違ういくつもの食材を海苔とすし飯でぐるっと巻き上げて作りますが、
一つ一つの食材のお味はジューシーで食材同士がけんかすることはありません。
今回のイベントで、巻寿司がそれぞれの具材の美味しさを高めあう力を持っている
不思議な食べ物であることを多くのシンガポールの人達に理解していただけたことと思います。
参加者の方からは、
「お寿司は家族みんなが大好きでクルクル回る回転寿司のお店によく行くが、
巻寿司は手間がかかるから忙しいシンガポール人にはできないだろう」
という意見もありましたが、
家族を思いながら作る巻寿司の話を聞いて感動したという感想を頂きました。
巻寿司のすばらしさを少しでも感じてもらえてよかったです。
これからもイベントや教室などで巻寿司を巻いて、
巻寿司文化のすばらしさを伝えていきたいと思いました。