生まれ故郷で巻寿司講座を開催しました
2017年度巻寿司大使の仲野谷です。
今回は、私の生まれ故郷である秋田県藤里町で開催した
巻寿司講座のレポートです。
巻寿司大使に任命していただいたときから、
ぜひ故郷で巻寿司の講座をしたいと思っていた私にとって
念願の巻寿司講座となりました。
ありがたいことに、町の社会福祉協議会が主催の
『まち自慢クラブ』という事業に講師として呼んでいただき、
町のにぎわい創出の拠点となっている『かもや堂』を会場に、
幼なじみ、ご近所のおばさんなど懐かしい方々と一緒に巻寿司を楽しみました。
(実はこの『かもや食堂』は私の実家の一部をリノベーションした建物です)
午前中は「太巻寿司」のデモンストレーションを、
午後からは「あきた巻」「四海巻」のワークショップを行いました。
町名にちなみ藤色のTシャツにMAKIZUSHI倶楽部のエプロンをつけて
気合を入れました!
皆さんの真剣な眼差しをひしひしと感じながら…
皆さん、巻寿司は自己流で楽しまれているようでしたが、
巻きすの使い方、海苔のサイズに応じた具とすし飯のボリューム、
具を置く位置などをレクチャーして、
よりきれいに巻けるようアドバイスさせていただきました。
そして、いよいよ試食の時間です。
タイミングよく、買い物帰りの方が「何やってるの~?」と入ってこられたり、
バス待ちで通りかかった方が5人ほどいらしたので、一緒に試食していただきました。
できるだけ多くの方に巻寿司を見ていただきたいと思っていたので大満足です!
「あきた巻」と「四海巻き」のワークショップは、
会場の広さの関係で定員5名さまずつの講座でしたが、
小さな町ですので皆が顔見知りということで、
和気あいあいと楽しそうに巻いてくださいました。
秋田県藤里町は世界遺産白神産地の麓にあり、
大自然に囲まれ山の恵み豊富なところです。
しかし過疎化が進み、年々寂しくなっているのが現状です。
そんな故郷の方々に少しでも元気になってもらうことを願って
開催した巻寿司講座でした。
社協の『まち自慢クラブ』という事業も、
引きこもりがちになるお年寄りや町民の方々が、
一歩外に出て活動的するきっかけづくりを目的としています。
参加した皆さんからは、
「きれいな絵柄ができて見事だった」
「見た目だけでなく、味も美味しかった」
「とても楽しい講座だった。またやってほしい」
と感想をいただきました。
そして、なによりも嬉しかったのが、社協の会長さんから
「巻寿司は人を明るい気持ちにさせる魅力がある」と言っていただいた言葉です。
幼い頃、母が巻いてくれた巻寿司の思い出も、
講師として巻寿司を披露したときの皆さんの笑顔も、
いつも幸せな気持ちで一杯だったように思います。
美味しいだけではない、綺麗なだけではない、
巻寿司の持つパワーを改めて認識した一日でした。
今回が巻寿司大使として最後のレポートとなりましたが、
1年間、貴重な体験をさせていただいたことに改めて感謝いたします。
今後もこの「魅力ある巻寿司で笑顔を広げる活動」を続けていきたいと思います。
ありがとうございました。