巻寿司が世界で愛される理由
こんにちは!2017年度巻き寿司大使のダイベスタインです。
今回は私が香港で主催する料理教室からのレポートです!
私が香港で主催している料理教室では、
香港に住む様々な国籍の方を対象に旬のものを取り入れた炊き込み御飯や
レンコンバーグ等の一汁三菜メニュー、
生姜焼きやお好み焼き等の簡単な和食メニューをご紹介をしていますが、
中でも一番人気のメニューは『巻寿司』です!
香港で料理教室を始めてからこれまで、ざっと100名以上の方と巻寿司を巻いてきました。
なぜこれほど巻寿司が香港に住む外国の方から愛されているのでしょうか。
こちらは香港のスーパーのお惣菜コーナーですが、
日系、ローカルにかかわらず、お惣菜コーナーが設けられたスーパには
必ずお寿司や巻寿司コーナーがあります。
ビジネス街のランチタイムに、手軽に素早く食べられ栄養バランスも良い巻寿司を選ぶサラリーマンや、
学校帰りにスーパーで細巻きを購入してベンチで食べてる学生たちをよく見かけます。
そう、香港では巻寿司は『ファストカジュアルヘルシーフード』なんです。
世界の食の関心は、『ノンバター、ノークリーム、グルテンフリー』の方向に向かいつつあります。
そんな中、寿司や巻寿司は小麦も、バターのような乳製品も使われていない。
ファーストフード感覚で素早く食べられる。
栄養バランスも良くヘルシーで、おまけに美味しい。
となれば、多国籍の人が多く暮らす香港の日常生活に巻寿司が普及したのも不思議ではありませんよね。
そして、そんな巻寿司を自分で作ってみたいと思うのは当然の流れ。
市販のものより安心ですし、何より「作ってみたい!楽しそう!」という気持ちが大きいのかもしれません。
「作り方をマスターして、自宅で友人と巻寿司パーティーをしたい!」
というお声をたくさんいただき、始まった巻寿司クラス。
プライベートクラスやファミリーレッスン、企業でのワークショップのリクエストも多数いただいています。
メニューは巻寿司の元祖『太巻』『細巻』、そして『手巻寿司』を紹介しています。
もともと、カリフォルニアロールの始まりは、
日本人シェフが海苔や生魚を嫌がるアメリカ人にも食べてもらえるようにと、
海苔と生魚を中に巻いて見えないようにしたのが始まりだといわれていますが、
幸運にも国際都市香港では食文化も多様性に富み、海苔にも生魚にもオープン。
なので裏巻より巻きやすく、アレンジが効きやすい、太巻や細巻をメインメニューにしています。
そして、今年から追加したクラスが『クリエイティブ寿司クラス』。
「作ってみたい」という声が多かった、サーモンやアボカドを上に装飾した華やかな『裏巻』、
色々な食材を自由に組み合わせる可愛い『手毬寿司』などを作っています。
一つ一つ手間はかかるものの、ころころと可愛い手毬寿司がカラフルに並ぶ姿に「カワイイ!」の声。
そして、プロのような裏巻の出来上がりに
「これ私が作ったの?I like it so much!」と歓喜の声があがります。
私もそのたびに一緒に生徒さんとワクワクしています。
こちらは生徒さんの作品。
リクエストでバラの飾り巻寿司も作りました。とっても綺麗にできています!
プレートに並べると一気に華やかになります。作っても目にも楽しい巻寿司。
ハレの日にぴったりですね。
たくさんの生徒さんの素敵な笑顔と巻寿司のお写真、載せきれないのが残念です!
世界各国の方を素敵な笑顔にする巻寿司。
今後も巻寿司を通して素敵な笑顔にお会い出来るのが楽しみです!
ではまた次のレポートでお会いできるのを楽しみにしています!