亡き祖母の思い出「藤の花巻」
こんにちは。巻寿司大使のチェリカです。
親族が集まった、祖母の法事のこと。
巻寿司大使をしていることを話すと、伯母が
「あら、そういえば思い出した。
母がこんな巻寿司を作ってくれたのよ。」
と、メモ帳にささっと絵を描いてくれました。
ある日、祖母が誰かに習ってきて
その日のうちに伯母と母に作ってくれたという「藤の花巻き」。
とてもきれいだったので、叔母もよく覚えていたそうです。
飾り巻寿司は細くて難しそうと思っていた私も、
これならできるかもと、伯母の話をもとに作ってみました。
≪作り方≫
海苔は半分にする。
上下に1cmずつほど海苔を残して酢飯をのせる。
具材をちょっと上の方にのせる。
海苔と海苔を合わせて、涙型になるように巻く。
切った涙型の巻寿司をお皿に並べ、できあがり。
美しい藤の花を思わせる、藤の花巻き。
具材はおぼろだったと叔母は言っていたのですが
梅干しのたたきで作ってみました。
巻く時は、涙型にするので、丸くするよりも簡単です。
切って、並べるだけの、ちょっとすてきな巻寿司。
具材の色や並べ方も変えれば、いろいろなお花ができますね。
誰かのことを想いながら、落ち着いた気持ちで巻寿司を巻く。
こんなことを教えてくれた祖母の藤の花巻き。
今度の親族の集まりには、この藤の花巻きを持参しようと思います。
これから藤の花を見るたびに、優しかった祖母を思い出しそうです。
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