こんにちは巻寿司大使の川澄健です。
『川澄飾りずし協会・第1回研修会』を行いました。

来年の干支の「飾り巻きずし」や「ちらし寿司」を勉強したあと、
今回は特別に、あじかん様から提供していただいた
「海老た~っぷりエビカツ芯」を使ったロール寿司を生徒さんたちと巻きました。
普段は「飾り巻きずし」がメインの研修会ですが、
皆がモニターとなって味や食感、巻寿司に合う調味料などを研究していく予定です。
今回のロール寿司は、たっぷりの野菜とオーロラソースを使って
裏巻することにしました。

裏巻だとこんなに具材を入れても巻けちゃうんですよ。

巻く際は巻きすを使ったり、手で巻いてみたり、いろいろ試しました。

野菜をたくさん入れるとかさばるので、緩くならないようにするのがポイントです。

そして裏巻のロール寿司はシャリが崩れないように切ること。
上手に切れない人はラップの上から切るとよいでしょう。

ロール寿司を切る作業に生徒さんたちも悪戦苦闘。
ギュッと巻いたら端からエビカツがピョコっと出てしまったり…
笑い声がいっぱいの、とても楽しい授業になりました。

太巻きは、具材の野菜や味付けで七変化します。
失敗の味付けもたまにありますが、だからこそ巻寿司は楽しい!
いただいた「海老た~っぷりエビカツ芯」がまだ残っているので
ひきつづきいろいろな巻寿司に挑戦してみます。

試作の感想を生徒さん達にいただいたのでご紹介します。
〇子ども受けする巻寿司だと思う。
〇海老フライロール、ボリュームのある巻寿司で
「汁物があれば おかずいらないね!」と主人と話しながら美味しくいただきました。
〇切り口がピンクなのも可愛らしく野菜と合わせるとカラフル!
〇ヘルシーなので女子受けしそう。
〇満足感がありますがトンカツほど重くないので子どもから年配の方まで楽しめる巻寿司だと思います。
〇オーロラソースにマスタードを入れてもアクセントになるかも。
〇「海老た~っぷりエビカツ芯」が冷凍とは思えないほど美味しかったです。
このように「海老た~っぷりのエビカツ芯」がとても好評でした!
主婦ならではの貴重な意見が巻寿司のバリエーションを増やしていくと思います。
巻く時のコツは、たくさんのソースをつけるとうまく巻けないので
オーロラソースやとんかつソースなどを別添えにして
お好みでつけながら食べるのもいいでしょう。
クリスマスやパーティなどおもてなしにピッタリの巻寿司なのでぜひお試しください!
こんにちは、巻寿司大使のりょうこです。
今回のレポートでは10月22日にアメリカ・西フロリダ大学で実施した
巻寿司クラスの様子をお伝えします。
このクラスの授業は私が担当して3年目、
生涯学習プログラムの一環として春と秋の2回実施しています。
この日の参加者は7人で、同大生や同大職員はじめ、
日本に興味を持つ親子やカップルもいました。
うち2人は以前沖縄に住んでいたと言い、現在日本語を勉強中という人も3人いる
学習意欲旺盛なグループでした。

これまでは「海苔が苦手な人が多い」という前提で、
アメリカでは「裏巻」を中心に扱っていました。
でも今回は巻寿司大使となって初めての秋のクラスだったので、
伝統的な巻寿司「太巻」を紹介してみようと考えました。
日本語のパンフレット「まきずしのおはなし」を配ると
「タイトル文字をお寿司の材料でデザインしてあるのがいいね!」
と男性参加者からさっそくお褒めの言葉。

パワーポイントを使ってお寿司の歴史、種類、材料、道具、手順などを紹介、
「デコ寿司」の写真を見せると「オー!」と歓声が上がりました。
続いてのハウツー編では当サイトのスポンサーである「あじかん」から提供いただいた
おぼろ、玉子焼、椎茸、かんぴょう、それにアメリカで調達したイミテーションクラブを載せ、レッツロール!

今年9月に本社で開催された「巻寿司大使交流会と講習会」で学んだように
「海苔とご飯の境目をめがけて一気に巻く」
「ご飯をつぶさないよう、巻きすを締め過ぎない」
とみんなにアドバイス。
するときれいに巻き上がった太巻を見て
「こりゃ、ブリトーみたいだな」
とそのボリュームに満足そうにつぶやく男性参加者も。

全員が太巻を切り終わると「いただきます」と言ってさっそく試食。
「おいしい」「甘いわ」「太巻は初めて」の声が聞かれ、
中には「こんなにおいしい厚みのある玉子焼をどう作るのか」の質問も出て、なかなか好評です。
クラス最後の「お寿司トリビア」では、
「俳優トム・クルーズが日本に滞在中、お寿司といっしょにコーラを飲んだ?」
「日本のお寿司屋さんではチップがいらない?」
「職人用語でおしょうゆのことを紫と呼ぶ?」
など「ウソ・ホント?」クイズで盛り上がりました。
こんにちは。岡山の巻寿司大使、杉本美咲です。
今回は、岡山ならではのお寿司と巻寿司をご紹介いたします。

まずご紹介するのは、創業明治45年の「吾妻寿司」のバラ寿司です。
焼き穴子、エビ、サワラ、ママカリ酢漬け、錦糸卵、インゲン、ニンジン、
レンコン、椎茸、などいろいろな具がのった、見た目にも華やかなお寿司です。
具の種類が多く、具材一つひとつのサイズが大きめというのが特徴です。

バラ寿司は、一見、酢飯の上に具材が乗っているちらし寿司のようにも見えますが、
独特の成り立ちがあるようです。
かつての岡山藩主、池田光正公が「庶民派一汁一菜にせよ」という倹約令を出したことで、
いろいろな具をのせても「一菜」とする庶民の知恵から生まれたといわれています。
当時はたらい状の飯切り桶の中に具を敷きつめ、それをす飯で覆うことで粗食を装い、
食べるときにひっくり返してお皿に盛ったそうです。
また、「ぬく寿司」も寒い時期に岡山でよく食べられるお寿司です。
見た目はバラ寿司と似たようなものですが、せいろで蒸していただくお寿司で、
おそらく名前は温い(ぬくい)からきていると思われる蒸し寿司です。
温かいお寿司とうものを岡山に来て初めて食べましたが、なかなか美味しいものですね。
バラ寿司、ぬく寿司は岡山の郷土料理として、
これからも後世に伝えていかなくてはいけない食文化だと思います。
サワラ、ママカリなど岡山でよく獲れるものを使った料理が
“岡山らしい”とうことになると思いますが、もう一つ、
全国で一番の生産量を誇る黄ニラも岡山ならではの食材の一つです。
今回、吾妻寿司というお店で「10種類の巻寿司」も合わせて購入しましたが、
「旅のお供に」ということでしょう、すぐ食べられるようカットしてありました。

焼き穴子、エビ、キュウリ、玉子焼、かんぴょう、椎茸、
シソ、おぼろ、ごま黄ニラが入った太巻寿司です。
とてもボリューミーで、食べごたえのある巻寿司です。
今回ご紹介した吾妻寿司のバラ寿司や黄ニラ入りの
「10種類の巻寿司」は岡山駅の新幹線のすぐ前の売店で購入することができます。
岡山にお立ち寄りの際には、岡山の郷土料理「バラ寿司」や巻寿司を食べてみてくださいね。

<吾妻寿司 さんすて岡山店>
岡山市北区駅元町1-1 さんすて岡山2F
TEL086-227-7337
営業時間:11:00~22:00
ランチタイム:11:00~14:00(土・日・祝日は除きます)