アメリカの巻寿司事情
アメリカオレゴン州在住、巻寿司大使の加藤真記です。
先日、ある方から「プライベートスクールのファウンドレイジング(子供たちの活動費用を作るためのイベント)で巻寿司をみんなで売りたい」という依頼をいただいたので、試作品を作ってみることにしました。
写真は、お野菜中心のベジタブルロールです。
中はニンジン、アボカド、キュウリ、かんぴょう、厚揚げが入っています。
案外美味しいですよ、ぜひ試してみてください。
今、一緒に働いている新人の女性がわさびとガリを詰めるとき「この木をいれればいいのよね、木?これは草なの?」と言いました。
「あー、バランのことか」と思い、ちょっと笑ってしまいました。
彼女にとっては全然意味がわからないものだと言っていましたが、その通りですよね。
私もバランの意味が分からなかったのでちょっと調べてみたところ、
「ハラン」という植物の名前がその由来となっているようでした。
子供のころ庭の端のほうにあったような、見覚えがある植物です。
日本料理で料理の飾りにハランの葉を包丁で細工して使ったりするようで、プラスティックでできた緑色のバランはこれを模して造られたようです。
ウィキペディアによると、人造バランは『「ハラン」が連濁して人造がとれて短縮して「バラン」と呼ばれるようになった』とか。(引用元:ウィキペディア)
ついでに「わさび」はアメリカでもほぼ「わさび」で通じますが、お寿司に興味がない人は知らないこともあるので、その時は「ジャパニーズホースラディッシュ」で通じると思います。
「西洋わさび」といわれるものもありますが、アメリカではペーストタイプが瓶詰で売られていることが多く、ローストビーフに合わせたりします。
機会があったらぜひ試してみてくださいね。
最後に、私が自宅で開催している巻寿司教室はいつも少ない人数で、お友達同士で参加される方が多いのですが、たまにお一人で参加された生徒さんたちが私の教室でお友達になられるのを見るととてもうれしくなります。
この一年間MAKIZUSHI倶楽部では勉強させてもらったり、モチベーションにつながったりと感謝の気持ちでいっぱいです。大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
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