巻寿司大使

巻寿司大使リレーレポート

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挑戦!初めての飾り巻寿司

こんにちは!2016年度の巻寿司大使のりょうこです。
私はアメリカに住んでいます。
先日、所用で訪日した際に「初心者でも短時間で楽しく作れる飾り寿司ができれば」と、
2015年度の巻寿司大使の田中可奈子さんの主宰する
「Kanako’s Kitchen」で巻寿司作りの個人レッスンを受けてきました。

今回のレッスンで作ったのは以下、飾り寿司の三種です。
1)バラの花(薄焼き卵、明太子、ゆでインゲン)
2)一筆書きのお花(赤しそふりかけ、ホウレンソウ)
3)四海巻(卵焼き、明太子)
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1)バラの花
この中で一番、従来の巻寿司に近い形の飾り寿司です。
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ラップの上に薄焼き卵を広げ、その上に明太子と明太子を混ぜたピンク色ごはん
をランダムに載せます。
明太子の淡濃の色の具合が深みのある花びらになります。
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その薄焼き卵をラップごとひと巻きし、それを海苔の上にごはんを敷いたものの上に載せ、
その前後にインゲンを置き、それを芯にして全体を巻きます。
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2)一筆書きのお花
海苔の上に畑の畝のようにごはんを盛ります。その上に畝のでこぼこに密着
するように海苔をしっかり置いて、畝の輪郭を出します。
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続いて畝の溝部分に「花」の赤しそふりかけごはん、「葉」は茹でホウレンソウを置きます。
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最後に一本目の畝と四本目の畝が合うように、巻きます。

3)四海巻き
海苔を3枚使います。まず、明太子を混ぜてピンク色にしたごはんと寿司飯の二色の細巻きを作り、
それを十文字に4つに切ります。
丸いほうを背に、切った4つを海苔の上に並べ、四角柱の卵焼きを中央に載せ、
一気にコロンコロンと「転がして」四角柱を作ります。
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これまで、「飾り寿司は、巻寿司の中に巻寿司を作る」が基本概念と思っていたのですが、
今回初めて作ってみて、気がついたことがあります。

1)「巻く」というよりは、「合わせる」「転がす」発想で!
2)海苔や薄焼き卵などで「輪郭を描く」!
3)混ぜごはん、ゆで野菜などで自由自在に「色付け」!

これを基本にすれば、いろいろな形に応用できそうです。
アメリカで生徒に飾り寿司の写真を見せると、「わおっ!」と、皆興味を示します。
飾り寿司はかわいいし、パーティーなどにも人気のアイテムになりそうです。

もし巻寿司を絵画に例えるとすれば、ごはんをキャンバスに見立て、
具材を使って絵柄を描いた「お米クラフト」といった印象です。
一般的な太巻きに比べると、具材の量がごはんの割に少なめで、
具材の味より「ごはんの味」がメーンになってしまうような気もします。

口にいれると具材同士が舌の上でとろけるという、従来の巻寿司の味わいを楽しみたいとすれば、
少々物足りなく感じられる人もいるかもしれませんね。

とはいえ、作っているときは半信半疑でも、巻き上げて切ったときに、
思い描いた通りの色や形が出た喜びはひとしおです。
これから、具材の味を堪能できる飾り寿司作りも考えてみたいと思います。

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