巻寿司大使

巻寿司大使リレーレポート

巻寿司に関する話題や最新情報、豆知識などをお届けします!

巻寿司大使リレーレポート〜巻寿司に関する話題や最新情報、豆知識などをお届けします!

2017年05月

日米姉妹都市交流の「ワイン&巻寿司パーティー」

こんにちは、巻寿司大使のりょうこです。

2016年度巻寿司大使として最後のレポートの今回は、
アメリカの個人宅で開いた日米姉妹都市国際交流の
「ワイン&巻寿司パーティー」です。

私が住んでいるフロリダ州ペンサコーラ市は岐阜県下呂市の姉妹都市。
もともとは1990年代に同県萩原町の中学校とのホームステイ交流で始まり、
萩原町が下呂市と合併した後は下呂市全域の中学校に範囲を広げ、
その後も交流が続いています。

今年は日本から合計20人の中学生が11軒のホストファミリー宅に1週間滞在しました。
そのホストファミリーのうち、今年5月に訪日予定のグリフィスさん宅にうかがいました。


グリフィスさん宅に滞在したのは下呂市内の中学2年生の小林あぐりさんと今井琉七(るな)さん。

同宅には同年齢のエラさんがおり、父親のマーティーさんは民間航空会社のパイロット、
母親のスージーさんは声楽家で地元の劇団のメンバー、
一家でドイツに住んだ経験もある国際派です。

隣のリビングルームからガラス越しに海が一望できるキッチンで、
カジュアルなホームパーティーになりました。

母親のスージーさんは2人の留学生を受け入れるに当たって、
事前に食べ物の好みを電子メールで尋ねたといい、

「あぐりはドーナツとミルクが好き。琉七はハンバーガーが好きで、
  サーモンとチェダーチーズが嫌い、と好みがはっきりしているの。
  2人ともほんとうにスイート(かわいい)」

食べ物のことをまず心配するというのは、ホストファミリーならではの心遣いです。

この日は琉七さんの好物のハンバーガーをマーティーさんがグリルで焼いて夕食、
そのあとが巻寿司タイムとなりました。
大人はワインですが、あぐりさんと琉七さんは、牛乳で乾杯。

私は巻きすをキッチンカウンターに並べ、おしゃべりしながら作業開始。

「ご飯は短粒米がいいの?」
「海苔はどこで買ったらいい?」
「ご飯の上に生の魚をのっける寿司はなんていう名前だっけ?」

など大人の参加者から質問が続出。
参加者のひとり、マイケル・デニス先生はペンサコーラから
毎年中学生を引率して萩原町に滞在するなど、
姉妹都市交流を長年にわたって支えています。

デニス先生がいつも頼むお好み焼きが萩原町のレストランのメニューのひとつ
「マイケル焼き」になったというほどの「下呂通」とか。

デニス先生が萩原町の「朴葉(ほうば)寿司」や「朴葉味噌」の話に触れ、
ご当地食事情を披露するなか、この日はアボカド、キュウリ、
カニ風味蒲鉾を入れた裏巻きを作りました。

琉七さんは
「巻寿司は初めて作った」
あぐりさんも
「お寿司というと飛騨牛のにぎり寿司が定番だけど、アボカドを入れた巻寿司も意外とおいしかった」
エラさんは
「楽しくておいしいわ」と満足げです。
大人の参加者からは、
「寿司は、生の魚だけじゃないんだ」
「メキシコ料理のブリトーみたい」
「実はお米を食べるのは4カ月ぶりなの」

などと赤ワインをいただきながら「寿司」をネタに会話がはずみました。
この1年間を振り返ると、巻寿司大使の活動を通じて新たな出会いがあり、
知っていると思っていた材料の歴史や使い方を再発見したり、
新しい形の巻寿司を探したり、と本当に多くの収穫がありました。

今後も小さな出会いを大切に活動していきたいと思います。
どうもありがとうございました。

ゲストハウスつるやで巻寿司ワークショップとお花見会

こんにちは。2015年度巻寿司大使の山口です。

原爆ドームからすぐの本川町にあるゲストハウスつるやさんで、
巻寿司のワークショップを開催しました。
ちょうどお花見シーズンだったので基本の巻寿司とお花の飾り巻きずし。

会場のつるやさんは、スタッフのおばあちゃんの家を改装して
2016年にオープンされた畳のなつかしい雰囲気でした。
この日は小さな子供さんも含め20人の方が参加くださいました。

巻寿司クイズをしたり、海苔の裏表、すし飯の広げ方の説明、
フェルトを使ってのデモンストレーション。
そしていよいよ本番、各々で2本ずつ巻きました。

すし飯がやわらかくて少し難しかったかと思いますが、皆さん上手に巻かれていました。
自分で巻くのは初めてだという方も多かったです。

窓から見える桜を眺めながら、お味噌汁と一緒に試食していただきました。

 

~ 北海道の旬の食材 No5~

皆さんこんにちは!! 札幌の巻寿司大使コクセンです。

長い雪の季節が終わり、ようやく北海道にも春が来ました!!
これからは美味しいものがいっぱい楽しめる時期。
今回のレポートでは、北海道を代表する食材〝アスパラガス〟と
〝毛ガニ〟をご紹介いたします。

まずは毎年4月になるとお店に並び始める〝アスパラガス〟から。
出始めはハウスものが多いのですが、
5月になると露地物が食べられるようになります。

皆さんはアスパラガスが畑に植えられてから、
どれぐらいの期間で出荷されるかご存知ですか?
出荷されるまで実は3年もかかってしまうんですよ!!

アスパラガスはユリ科の永年性作物で、
タケノコのように地下茎から毎春多数の若茎が出てきます。
一度苗を植えると10年以上収穫することができますが、
アスパラガスは貯蔵根に蓄えられた養分を使って若茎を出すので、
光合成をして貯蔵根に栄養を貯めることが重要になるのです。

そのため農家さんは美味しくするために、3年かけて甘味を蓄えるんですね。
植えた年の春、土からニョキニョキっと美味しそうな顔を出しても、
ガマンガマンの3年間なのです。

そうして時間をかけて甘味を蓄えたアスパラガスは、収穫の時に鎌で刈り取ると、
切り口から茎から甘味を含んだ水が大量にドッと溢れ出すんですよ!!

もぎたてのアスパラガスは生で食べることもできます。
薄くスライスしても甘味としゃきしゃき感は抜群です。
もちろん茹でても軟らかくてみずみずしく、甘さを十分楽しむことができます。
この美味しさには調味料などは一切必要ありません。まさに地元の味なのです!!

左から ガインリム 満味紫(まんみむらさき) バイトルの3種類
北海道で収穫されるアスパラガスは種類も豊富です。

そしてもう一つの食材は〝毛ガニ〟です。
北海道では毛ガニ漁は地域ごとに年中行われていますが、
中でも特に美味しいと言われるのが、春先に旬を迎えるオホーツク海の毛ガニです。

冬の間オホーツク海はぎっしりと流氷に覆われます。
シベリアから流れてくる流氷は、毛ガニの餌となる養分を沢山運んできてくれます。

その下には「アイス・アルジー」という植物プランクトンが多量に含まれ、
それらは動物プランクトンを養い、それを毛ガニが餌にするという
豊かな食物連鎖が成り立っています。

ましてオホーツク海沿岸は砂地で、毛ガニの生息域として最適な環境です。
海水温度も低く運動量が少ない中、彼らはせっせと栄養を蓄えることができるのです。

しかも、オホーツク海では流氷の去る3月下旬から漁が始まります。
毛ガニは毎年7月前後に脱皮してしまうので
脱皮前後は身の付きが悪くスカスカしていますが、
この時期に捕獲されたオホーツクの毛ガニは特別に美味しいと言われているんですね。

 
オホーツク海の流氷の様子と、網走産の毛ガニくん

ちょうどタイミングよく、
網走で水揚げされた直後に港で釜茹されたばかりの毛ガニを頂いたので、
塩茹でしたアスパラガスと一緒に巻いてみました。

北海道に住んでいても贅沢な一品です。

ご紹介した北海道の食材を使って、
巻寿司を作ってみたいと皆さんに思って頂けたら幸せです。
北海道にお越しの際は、ゼヒゼヒ巻寿司と共に美味しい物を
たくさん召し上がってくださいね。

今年度、巻寿司大使として活動することで、沢山の方々と出会い、
色々なことを学ばせて頂きました。
これからもこのご縁を大切にしながらより一層努力して行きたいと思います。
一年間レポートを読んでくださって、本当にありがとうございました!!

2017/5/19| ,