日本の巻寿司を香港の若き料理人達へ
こんにちは、巻寿司大使のダイベスタインです。
現在香港在住10年目になります。
今回はインターナショナルスクールから国際交流ウィークの
ジャパニーズクッキングインストラクターとしてご招待頂いた時の活動をレポートします。
この国際交流イベントではキャンプ、スポーツ、慈善活動等と中高生の学生達が
各々興味のある分野を選択、1週間専門分野を学ぶというものです。
『料理』を選択した若いシェフのたまご達は、朝食、昼食、夕食作りが1日のスケジュール。
これを1週間続ける料理集中講座。これには驚き!
さすがインターナショナルスクール、子供達の興味を伸ばそうとうする方針にはいつも感銘を受けます。
そんな国際交流イベントの授業を2日間お手伝いさせて頂きました。
合計44名の学生達、意外にもそのうち80%が男子です。
当初考えていたメニューは学生にも人気があり、複雑すぎない餃子とおにぎりにする予定でしたが、
料理好きが集まっていると聞き、やはりここは日本の伝統食『巻寿司』を巻いてもらおうと、
巻寿司を提案しました。
学校側からも快諾頂き、メニューは巻寿司と餃子の2品に。
具材は玉子焼、椎茸煮、キュウリ、ニンジンの田舎煮を準備しました。
食べ慣れない椎茸煮の外見に、「えー!」と男子の声も(笑)
(勿論、食べたあとはしっかりとした椎茸の旨味が大人気でした)
学生のうちから価値観がしっかりと備わっているインターナショナルスクールの学生達の中には、
ベジタリアン(菜食主義)も少なくありません。
この日も3人がベジチョイス、玉子焼の代わりにコクがあるアボカドを巻いてもらいました。
巻寿司の由来や巻きすの向き、すし飯の扱い方などをデモンストレーションをしてから、
各作業台で作業しもらいました。
デモの最後に巻寿司を等分に切って、準備していた笹の葉に綺麗に盛ると、拍手喝采と歓喜の声!
手間暇かけて作ったものをどう見せるか、盛り付けは料理過程の大事な最終章。
そして、色、構成とあれこれ試行錯誤して創造力を膨らませ楽しんでもらいたい時間でもあります。
料理好きが集まってるだけあって、2つのメニューも手際も良く作っていきます。
「Is this ok?(これで大丈夫?)」「これ使っていい」
女子は包丁を入れる際も慎重。
男子は「最後に集合写真を撮るので食べないでね~」という声掛けをしたにもかかわらず、
半数の男子が切ってそのままお口の中へ(笑)。
「こらこら〜!」という声にも
「量を減らした方がプレゼンが綺麗だからー(てへへ)」と得意げです。
総勢44名の生徒さん達。
全員完食だったので、普段は食べない野菜も楽しんで食べてもらえたようです。
先生、アシスタント、部品管理の方々も興味津々で、デモを見学しに来られ
食材の購入場所や作り方の質問が飛び交っていました。嬉しいですね。
若きシェフ達の笑顔が眩しいエネルギッシュなクラスでした。
好きなことを追求し仕事にできる時代へと変化していると言われています。
多岐に渡る経験をたくさん重ねて、自分の興味や隠れた才能を見つけて活躍してほしいと思います!
ではまた次回のレポートでお会いできるのを楽しみにしています!
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