巻寿司教室レポートNO2<広島女学院大学>
これまでMAKIZUSHI倶楽部では、幼稚園や小・中学校、地域の団体・グループなどで、
たくさんの巻寿司教室を開催してきましたが、
今回初めて、大学の授業の一環として巻寿司教室を開催しました。
その大学とは、事務局のある広島市内に立地する広島女学院大学です。
創立130周年の歴史を誇る大学で、街中にありながら森の中に校舎が点在しているかのような
緑豊かで美しい大学です。
今回は食育のプロを養成する広島女学院大学管理栄養学科の選択プログラムの一つとして、
学生の皆さんにMAKIZUSHI倶楽部の活動を体験していただきました。
会場は新設されたばかりの多目的校舎『クックホール』にある実習室です。
今回は基本の太巻と、房総半島の伝統巻寿司である四海巻を作っていきます。
ぶつ切りのキュウリは丸かぶり用…ではなくて、四海巻の芯に使います。
太巻作りの講師は、2015年度巻寿司大使の上田さんです。
「私も、うん年前には皆さんと同じように白衣を着て栄養学などを学んでいました」と自己紹介。
小学生を対象とした教室を開催する機会も多い上田さんは、
子ども達が相手の場合は巻寿司の食材クイズなどをして盛り上げる、
など食育活動をする際のコツなども教えてくれました。
『巻きすを手前に引きながら締める』というポイントは
初めて聞いたという学生も多かったようですが、
巻寿司を巻いた経験のある学生が多く、上手に巻いていました。
具材が真ん中にしっかり詰まった、おいしそうな太巻の完成です。
続いて、四海巻作り。
講師は2015年度巻寿司大使の山口さんです。
手書きのレシピも用意されていました。これはわかりやすい!
いよいよ調理開始。
まず、ピンク色のおぼろご飯をつくります。
キュウリを芯にして、白い酢飯とおぼろ酢飯を二重に巻き、それを4等分します。
四海巻では、このキュウリの切り口が出来上がりを左右すると聞き、慎重に切っていく学生たち。
巻きすの上で、四角い形になるように巻くのは初めての経験です!
できました~~!断面の美しさに歓声があがります!
「大学で学んで料理の腕があがったと家族が喜びそう!」
「今年のお節料理には見た目も豪華な四海巻を取り入れてみたい!」
と学生から喜びの感想があがりました。
最後の質疑応答の時間には、
「食品会社ではどのように食育活動をされていますか?」
「子どもたちを相手に食育教室を開く場合の注意点はありますか?」
など、あじかんの社員やMAKIZUSHI俱楽部のスタッフに向けて積極的に質問もあがりました。
卒業後の進路は、食品会社に就職したり、管理栄養士や
中・高等学校の教師になることを希望しているという彼女たち。
お仕事を通じてたくさんの方に巻寿司の魅力を伝えてほしいですね。
とき:2017年10月25日
ところ:広島女学院大学