巻寿司教室レポート№1「アメリカ留学生が巻寿司作りにチャレンジ!」
記念すべき第一回目のお客様は、アメリカから廿日市市に海外研修に来た中学生7名と先生です。 日本の伝統食である巻寿司を、その歴史から作り方まで楽しみながらマスターしてもらおうと 廿日市市教育委員会の協力のもと、開催いたしました。
いきなりの英語で焦りましたが、通訳ボランティアさんに助けてもらって 身振り手振りでコミュニケーションをとりましたよ(汗;
まずはじめに、巻寿司の歴史や栄養バランスなどの話をしました。 「巻寿司を知ってる人~?」という問いかけには、ほぼ全員「知っている」と手が挙がりました。
アメリカではカリフォルニアロールが浸透していて、生魚を食べたことのある人がほとんどでした。
続いて、巻寿司のデモンストレーション。
【MAKIZUSHI倶楽部】の運営会社「株式会社あじかん」から、寿司職人の足利さんに来ていただきました。 生徒さんたちは説明を聞きながら、足利さんの動きに合わせて手を動かしたりしていました。
巻き方を習ったら、実際に巻寿司チャレンジ、スタートです!
各テーブルには、まきす、海苔、すし飯のほかに、 寿司ネタには、かんぴょう、椎茸の煮付け、おぼろ、玉子焼き、きゅうり、かに風味蒲鉾、レタスを準備しました。
引率のエリック先生は、テーブルに用意されている具材を見てすぐに「コレハ、カンピョウデスネ! 栃木デハ、ヨクタベマス。ワタシハ、ムカシ栃木デハタライタコトアリマス」と流暢な日本語で教えてくださいました。
調べてみると、かんぴょうは栃木県南部が日本の生産量の八割以上を占めているそうです。
かんぴょうは、ふくべ(ウリ科ユウガオの品種)の果実をひも状に剥いで乾燥させた食品で、水で戻して煮て使います。 低カロリーで食物繊維に富む食品ですよ。
まず、まきすの上に海苔をおきます。
海苔はツルツルしたほうを下にして準備します。まきすの向きとあわせて置いたら、
すし飯を広げていって、奥側は3~5センチのりしろ部分を空けておきます。
手前と両端もきっちり隙間なくすし飯を敷き詰めることがコツと聞いて、 一生懸命すし飯を広げる生徒たち。
すし飯がくっついて広げるのはなかなか難しい~
具はすし飯の中央に並べます。 細かいものは向こう側に置くと巻きやすいようです。
まきすの手前側を海苔と一緒に持ち一気に向こう側へ。
くるっと巻いて、うまくできました~~~!!で、この笑顔^^
早速試食!お箸も上手に使えています。日本に来る前にお箸の練習をしたそうですよ。
続いて、飾り寿司のデモンストレーション おぼろを混ぜ込んだすし飯で小さい海苔巻きを6つ作り、芯にはスティックチーズを使って「一重梅」の飾り巻が完成!!
切り分けると歓声があがりました~~~!甘くて食べやすいと評判でしたよ。
今回は、アメリカの中学生がお客さまということもあって、特別に飾り握り寿司で“錦鯉”も作っていただきました。
目はゴマでできていて、「食べるときにかわいそうな気持ちになる~~~」といいながら、
みなさん一口でほおばっていました!
こうして、巻寿司チャレンジは美味しく大盛り上がりのうちに終了しました!
帰国したら、ぜひご家族やお友達に巻寿司を作ってあげてくださいね♪
とき:2015年5月15日(金)
ところ:廿日市市宮園市民センター調理室